SEORITSU D.C

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BACKGROUND設立の背景

日本の歯科医療に新たな地平を切り拓く

OBIは、アメリカの最先端技術、理論に基づいた新しい歯科医療です。セオリツデンタルクリニックを開院したことで、今まで途方に暮れていた患者さんとも本当に向き合うことができるようになりました。また、治したいのに手段がわからない日本中のドクターたちにも、OBIによる治療を広めていきたいと考えるようになりました。

−探し求めた答がここにある

「先生の治療を受け、長年の悩みがなくなりました。生まれ変わったような気持ちです」

患者さんからそんな風におっしゃっていただいた時、弾けるような笑顔を見た時が歯科医になって本当に良かったとつくづく思う瞬間です。

私がフローラデンタルクリニックを千葉県市原市に開院したのは、2006年4月のこと。開院前の勤務医時代から患者さんの治療に当たることが好きでした。もともと器用だということもあり、自分の技術がみるみる上達していくことも楽しくて仕方がありませんでした。

ですから、32歳で開業した時には歯科医としての技術に自信がありましたし、実際、たくさんの患者さんがすぐに来てくれるようになりました。

自分のクリニックで治療に当たり、多くの患者さんから喜んでいただける。まさに歯科医冥利に尽きる充実した日々でした。ですが、いや、だからこそ、もっと歯科医としてやれることがあるのではないかという想いが、次第に湧き上がってきたんです。

たとえば、虫歯の治療が終わったものの、しばらくするとまた同じ患者さんが治療に来られたりする。「どうしてこんなにひどい状態になってしまったんだ!」と思わずにいられない患者さんもいます。「これで完治しました。もう安心ですよ」となかなか言ってあげられない。

特にインプラントや矯正などの保険外診療の場合、患者さんの金銭的、時間的な負担もとても大きくなります。「せっかくお金をかけてインプラントにしたのに、ぐらついたり、抜けてしまった。痛みや痺れも出てきた」「長い時間をかけて矯正をしたのにいつの間にか元に戻ってしまった」。そんな患者さんの声が、フローラデンタルクリニックの外からも届くようになっていました。

どうすれば、患者さんのそんなお悩みをなくすことができるのだろうか。私は歯科医が集まるスタディーグループ(勉強会)に出席したり、文献や専門書を読み漁るなどして方法を模索。そして、34歳の時、日本における顎咬合(がくこうごう)、歯科審美の権威である先生のセミナーで大きなヒントを得ました

それは、歯は単独で存在するのではなく、顎や口唇、舌、表情筋とともに働き、咀嚼、嚥下、呼吸、発語を司る全身のシステムの一つであること。人の健康の根本を支える働きをするのはもちろん、顔の造形美、人本来の自然な美しさを形作るものであることを知りました。

「これこそが私の探し求めていたものだ。患者さんの悩みを解決できる唯一の方法だ!」と確信。さらに詳しく調べて見ると、この分野で最先端の治療法に取り組んでいる専門家たちがアメリカにいることを知りました。

−米国で世界最先端の技術を習得

アメリカの歯科専門家たちが取り組んでいる最先端の治療法。それは、生物としての人間には、本来あるべき理想の体の形があり、歯も例外ではない。それを人間が勝手に変えてはいけないし、本来あるべき形に戻すことこそが、咀嚼、嚥下、呼吸などをおこなう際も一番機能し、見た目も美しい。

私は、悪い部分を根本から直し、健康と見た目の美しさを両立できるこのアメリカ発祥の治療法「OBI」に人生をかけて挑もうと決意。ちょうどタイミングよく、この分野の専門家たちによる日本支部が設立されることになり、アメリカから優れた指導者も来日。レベル1、レベル2までの研修を受けることができました。

しかし、より高度で実践的な技術を学ぶためには、アメリカで研修を受けるしかありませんでした。研修を受けるための費用は自分持ちとなりますし、私は英語も得意ではありませんでした。ですが、「もう患者さんの悲しむ顔は見たくない」という一心で渡米。

アメリカの研修には、「今までできなかった治療を患者さんのために施したい」「歯科医療に新しい歴史を切り拓きたい」という熱い情熱、高い志を持ったドクターたちが世界各国から集まってきていました。彼らと切磋琢磨しながら学び、私は世界で約200人しかいないこの分野の専門医となることができました。

−恵比寿に拠点を開設し、日本中に広げていく

研修を終え、日本に帰国。アメリカで学んだ治療法に、私がこれまで身につけた歯科先進国である北欧の技術や細菌学の知識を加え、生物学見地から人本来の健康と美を取り戻すことができるようなりました。
そして、フローラデンタルクリニックで実際に患者さんの治療に当たり、多くの実績を積み重ねるごとに、自信は確信に変わっていきました。

例えば、ある31歳の男性。私のところに来た時には、すでに全体的に歯が摩耗してしまい、前歯が1本、奥歯が2本ない状態でした。そのため、歯軋りやイビキがひどく、無呼吸症候群の症状も現れていました。ただ、新しい歯を入れるにもその隙間さえありませんでしたし、長年の無理な使い方をしていたせいもあり、摩耗した歯が不自然な位置で固定されてしまっていました。

そこでまず顎を正しい位置に戻すため、マーゴと呼ばれるマウスピースを使い、顎関節の安定をはかりました。顎の位置が正常に戻った後に、生物学に沿った理想の形、大きさの歯を入れることで、無呼吸症候群も改善。そして、どこか怖い印象を与えていた見た目の印象もガラリと変わり、爽やかな風貌へと変貌を遂げました。

OBIの治療は、インプラント、矯正、ホワイトニング、歯周病治療などで効果を発揮するもの。ポイントとなるのが “顎関節の安定”です。これを家づくりに例えれば、まずしっかりとした土台を作り、その上に理想の家を築き上げていくというもの。いくら理想の家を作ったとしても、土台がしっかりしていなければすぐに家は不安定になり、住めなくなってしまいます。

フローラデンタルクリニックという千葉県市原市の小さな歯科院でスタートさせたOBIの治療は評判を呼び、この治療を受けたいという声をたくさんいただくようになっていきました。

そこで、東京の都心である恵比寿でOBIの治療をメインとした歯科院を開設することを決意。ここを拠点として、バイオロジカルトリートメントを日本中に広げていくことにしました。

そのためには、私たちの考え、ビジョンに共感してくださるインプラント、口腔外科、矯正などそれぞれの得意分野、専門分野を持つ歯科医の皆さんのご協力も欠かすことができません。

これまでの歯科医療の常識を打ち破り、一人でも多くの患者さんを笑顔にしていきたいという熱い情熱を持つ方々とともに、OBIの治療を普及させ、さらに進化させていきたいと思っています。

© Seoritsu Dental Clinic. all right reserve.
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